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2011/08/09 (Tue) 寝苦しい夜に その1

連日暑い日が続きますね! 随分ぶりのネタメモ投下です。
ちょっとおかしなルークと、皆の話。
ガイルク前提総受散文です。
シンプルストレートな感じを目指して文章鍛錬チュウ…あとハグの日らしいので!


3DS版アビスはイオン&ナタリア奪還まで進めました。
序盤からルークにオートクレール、ガイにマイティーセイバー装備で時短プレイです^^
ゲームバランスは崩れちゃいますけどね…感覚は2周目なので、これぐらいが快適かなと。
今回は勤めてガイを操作しているのですが、慣れるとルークに戻し辛いですね…!
あとショートカット便利。

ではでは、追記よりどうぞ♪↓

+++++



●ガイ狂いの末路●



 ぽかりと覚めた意識に、ああ、またか――とルークは思った。
 寝汗で張り付いた前髪をかき上げて、薄暗い天井を見上げる。
 ここのところ連日だ。

「…んー…」

 隣のベッドから聴こえた唸り声に、ずるりとシーツの下で寝返りを打つ。
 男ばかりの3人部屋。ジェイドはこちらに背を向けて横になり、中央のベッドでは大の字に広がったガイが、今日も盛大な寝相を見せていた。
 シーツを蹴飛ばしベッドからぶら下がる彼の足を見て、ルークは緩慢な動作で身を起こした。

「ったく」

 よいしょ、と自分より一回りも大きな体躯をベッドの真ん中へ引っ張り上げて、くしゃくしゃなシーツを直してやる。一度寝入ったガイは引いても転がしても絶対に起きないので、多少乱暴に扱っても構わない。
 これで朝は寝坊することなくスッキリと起きられるのだから、そうでないルークには腹立たしい限りだった。
 こちらは暑くて眠れないのに。

「……暢気なやつ」

 生成りのシャツは寝乱れて、さらりとした胸元が見えている。夜気に冷えたシーツを被せてやろうとして、やめた。
 指先を滑るシーツはいかにも気持ち良さそうで――さらに。
 無駄に爽やかなものが、眼前に据えられている。

 熱で頭がやられたのだろうか。暑くて暑くてたまらない。



+++



「昨晩、また眠れていなかったでしょう」
「……」

 朝食のサラダをつつくルークの頬杖を指摘しながら、ジェイドが言った。自身は食事を終わらせコーヒーを飲みつつ、だらだらと食べるルークに付き合っている。ガイは既に席を立ち、買出しに行く女性陣に荷物持ちとして拉致されていった。
 はあ、とジェイドのため息にルークは視線を上げた。
 ジェイドの蒼い手袋に包まれた右手がルークの左手に持ったフォークを掬い取り、ひょいひょいと皿の上のものを端へと除けていく。

「せめてそこにあるものだけは食べなさい。胃にものがないと薬も飲めませんから」

 残った何とか食べられそうなものとフォークを返されて、ルークは苦笑した。

「悪いなジェイド」
「……そう思うのなら、ちゃんと体を休ませなさい。外側からのフォローには限界がある」
「うん、そうする……」

 宿にジェイドと二人で残されたのも、心配した仲間達の配慮だろう。ふたつ、みっつとテーブルクロスに並べられる薬を見ながら、甘く焼いたスクランブルエッグを少しずつ口に含む。安宿の食事だが舌の肥えたルークでも素直に美味いと感じた。
 確かに美味いのに、なかなか喉を通らないのが不思議で。
 胸がつかえると呟いたルークに、ジェイドはさらにひとつ薬を追加した。



+++



 ぱん、と目の前で手を鳴らされて、ルークはびくりと肩をすくませた。
 続いて現れた顔の近さに驚いて身を引くと、転がっていたソファに背が沈み込む。
 一瞬自分がどこにいるのか判らなくなって――談話室にいたことを思い出した。

「ルーク? 大丈夫?」

 呆けたままのルークを心配して、ティアがのぞき込んでいた。

「ああ……うん。ジェイドに薬貰ったんだ、大丈夫」
「……寝るのなら、部屋に戻った方が良いと思うわ。ここは風も入るし」

 シェリダンの乾いた空気が、褪せたカーテンの端を揺らしている。僅かな風が心地良くて、ぼーっとしている間に眠っていたのだ。ティアは買出しを終えて荷を置きに戻ったところで、ソファに転がるルークに気がついたのだという。
 ガイはと聞くと、帰り途中でアストンに捉まったらしい。

「アルビオールの調子、まだ悪いのか?」
「もう暫くは掛かるそうよ。ノエルばかりに任せても悪いし……」

 食事を用意することなら手伝えるだろうと、珍しくアニスが申し出たのだそうだ。先に行った彼女を追って、ティアもこれからナタリアと集会所に向かう予定だ。
 それを聞いて腰を上げようとしたルークに、ティアはびしりと釘を差した。

「駄目よ、あなたは宿で待機」
「いやだって、ナタリアまで行くんじゃ……」

 頭ひとつ下の彼女にずるずると階段まで押されて、ものすごく、男として情けない。

「彼女はきちんと体調管理出来ているもの。さ、部屋に戻って」

 付き纏う倦怠感を言い当てられて、ルークは渋々と階段をのぼった。



+++



 夜ほどの暑さは感じないのだが、相変わらずの調子の悪さにため息を吐きたくなる。一体自分はどうしたというのだろう。
 部屋のある二階に上がり、とぼとぼと廊下の木壁に手を滑らせていると、突然開いた客室の扉にぶつかりそうになった。

「ごめんなさいまし! ……あら、ルーク」
「気を付けろよ……」

 飛び退いたせいでバランスを崩した体制をナタリアに支えられて、ルークはますます情けなくなった。これは次に会った時に、アッシュに殴られるんじゃないだろうか。
 鬱々と沈んでいると、ナタリアの細腕が添えられた背中がほわりと温かくなる。掛けられた譜術に気がついて、焦ったルークはそれを悟られないようにしつつ彼女から身を離した。

「わ、悪いな、ナタリア」
「いいえ、私ではこれぐらいしか出来ませんもの……でも大丈夫ですの? ここのところ、ずっと怖い顔をしてますわよ」

 指先でルークの眉間をぐりぐりと延ばして、ここに皺を寄せたままなんてらしくない、まるでアッシュのようだとナタリアは言った。それは嫌だなと思いながら、そういえば彼女は急いでいたんじゃなかったかと思い出す。

「ナタリア、俺部屋に戻るよ。時間は良いのか?」
「そうでしたわ……!」

 また後で。飛び上がったナタリアはそう言うと、慌しく廊下を去って行った。階下に消える彼女の姿を見送って、ルークは大人しく部屋へと引っ込んだのだった。



+++++



…すみません、途中ですが長くなったので切ります!
ルーク、ジェイド、ティア、ナタリアまで行って、次はガイとアニス、またルークの予定です。
ではでは~ 

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